日系の航空会社は,その質の高いサービスを売りに安心感を提供してます。特に,久しぶりに海外から戻ってきた時には,その有難さを一層強く感じられます。

航空各社,ビジネスクラスのシートプロダクトを競い合うように更新し,クオリティーを上げてきております。ビジネスクラスとファーストクラスの違いが目立たなくなってきたこの御時世,その違いをまざまざと感じさせてくれるのは機内サービス,とりわけ食事だと思います。もちろん,地上に降りれれば,ファーストクラスに乗るのにかかる費用よりも低価格かつ効果的に,より高いクオリティーの食事をいただけるとの指摘はもっともだと思います。

ただ,個人的には,ファーストクラスで出されるような王道のフルコースをコンパクトにいただける機会は,地上でもあまりないのではないかと思います。

と,余計なことばかり言ってきましたが(笑),ちょうどANAの特典航空券の空き状況を探しておりましたら,2017年4月某日に,成田―ワシントンDC便(往路:NH002,復路:NH001)にあざとく空席を見つけましたので,予約しました。しかも,運がいいことに,『宮崎キャビア1983』が提供される時期と重なりましたので,国産キャビアを堪能することができました。

旅行情報

[ルート]
NH 002 Tokyo (NRT) 11:00 → Washington DC (IAD) 10:40 B777-300ER
NH 001 Washington (IAD) 12:20 → Tokyo (NRT) 15:25 (+1) B777-300ER

map NRT-IAD

[搭乗時期]
2017年4月某日

成田空港出発

成田空港第一ターミナルのファーストクラス専用カウンター(通称:Zカウンター)にてチェックインを済ませた後(といっても,ワシントン滞在は2日間だけで,荷物は手荷物のみ,チェックインもオンラインで済ませていたのですが・・・),併設の保安検査レーンでこっそりと検査を終え,ラウンジに直行します。

本日の出発ゲートは第5サテライト,52番ゲートになりますので,第5サテライトにある ANA SUITE LOUNGE に向かいます。

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本日のシップ,JA733Aがワシントンまで運んでくれます。既にスポットインしております。

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少し早めに来たからか,ラウンジは空いております。スイートラウンジとはいえ,ファーストクラス利用者(他社運行便利用者も含む)のみならず,ダイヤモンドステータスを持っている人は入室可能なので,いつもそれなりに人が入っているのですが。。。

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朝,少しくらいはお腹に入れておかないと昼以降本調子にならないので,蕎麦と巻物をつまみます。

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あと,個人的に重要な点として,ワシントンに到着すると,時差の関係で,東京出発時と同じ日付の一日が再び始まるので,ラウンジ入室と同時にシャワールームに直行しました。

個別包装のバスアメニティーは容量も多く,かといって持って帰れないので少々もったいない気がしましたが,それでもいつもちびちび使う癖がついているバスアメニティーを一度に大量に使って体を洗うのはとても気持ちのいいものです。

10時30分:搭乗開始

食べ過ぎてはいけないので,ラウンジの誘惑にかられまいと,ラウンジ堪能もそぞろに,ゲートに向かいます。。。

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10:20頃にゲートにやってきたら,既に多くの人が並んでおりました。

当便は,東京と世界の政治首都ワシントンDCを結ぶ路線として,非常に重要な役割を担っています。1986年4月の就航以来,NH1便・2便としてANAのトップフライトナンバーを冠して運行されてきました。

ニューヨークや米西海岸には,シンガポール航空が自社直行便を飛ばしていたりしますが,それでも便のアクセスの良さやワシントンへのアクセスという意味では,一旦成田に来てからこの便に乗り継ぐ方が便利だと思います。

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200席余り収容可能な航空機において,満席にしてもたった8席しかない空間のためにボーディング・ブリッジが専用で用意されています。たまにビジネス最前列のお客さん(5列目,6列目席)やホントになんも考えていないと思われるお客さんが,左のボーディングブリッジを渡り,ファーストクラスのキャビンを突っ切っていきますが,こちらは基本的にファーストクラスのお客さんが乗り切ったら閉じてしまうようです。

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2019年5月に就航した A380-800 フライング・ホヌや,同年8月に運行が開始された新ファーストクラス(ロンドン線,ニューヨーク線,フランクフルト線(一部))の前の世代になりますが,それでもきちんとメンテナンスされており,そこまで時代遅れな感じはしません。

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First Square の名前のとおり,ホントに四角い空間が8か所用意されています。

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本日の搭乗は,私を含めて4名(外国人紳士1名,日本人紳士2名,ク〇オヤジ1名←小生)のようです。

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今となっては一世代前のシートとなってしまいまして,現在の最新シートには驚くほどの大画面のスクリーンが搭載されていますが,これはこれで十分な気がします。

至高の機内食

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食事開始前に,最高級シャンパン KRUG をいただきます。

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続いて,アミューズが提供されます。

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前菜①(主役):サーモンのタルタル,宮崎キャビア1983とともに

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宮崎キャビア1983は,粒が一つ一つ非常にしっかりしていてとてもフレッシュでした。結構,航空会社やその時々提供されるキャビアによっては,黒ずんで汁が出ているものや,粒がつぶれ気味なものとかもありますが,こちらはそうしたことが全くなく,とてもクオリティーが高い代物です。

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前菜②:春野菜と何とかのテリーヌ

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前菜③:カニのトマト詰め

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シンプルなグリーンサラダ。ですが,ドレッシングがわさび風味と趣向が凝らされています。いつもはクルトン不要派なのですが,わさびドレッシングとよく合いますので,ひたひたに味をしみこませていただきました。

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無難ですが濃厚なコーンスープ。コーンスープと言えば,自分は,自販機で売っている缶に入ったものしかイメージがありませんが,しっかりとお皿に盛られてくると高級なスープに見えます(コーンスープに失礼ですが笑)。

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メインディッシュは,牛フィレ肉を注文したのですが,どうやら既に積み込んでいる分量以上のオーダーが入ったようで,他のメニューにするか,ビジネスクラスで提供している牛フィレステーキでもいいか提案がありました。

正直,食事が始まってから,既に前菜類を全ていただいててお腹が膨れ気味でしたのでどちらでも良かったのですが,とりあえずお肉が食べたかったので,ビジネスクラスで提供している牛ほほ肉をいただきました。

実際にいただいてみて感じたことですが,食材のクオリティーに加えて,盛り付けなどに至る細部まで,やはりファーストクラスとビジネスクラスでは大きく異なると感じました。まぁ,当たり前なことですけれども。

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振り返ると,この時は,欲張って前菜を3品いただいた上に(CAさんの御厚意のおかげですが),しっかりとコースを仕上げており,まだこの時は自分も若いなーと感じるんですが,せっかくですので,スイーツに移る前にチーズをいただきました。おすすめのワインとともに胃に流し込みます。

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そして,最後フルーツで締める前に(笑),スイーツをいただきました。何とも春らしい,そして上品な甘さの桃のロールケーキとアイスクリームです。絶品でした。

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ホントにこれで最後,フルーツの盛り合わせになります。贅沢な限りで,こんなことを言うと罰が当たりそうですが,食べ疲れました。

就寝の準備(離陸後約3時間経過後)

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本日は搭乗者4名が全員窓際の席に座っていたということもあり,自席の横にベッドを用意していただきました。結局,他の紳士3名は結構早めに食事を終えられ,就寝していらっしゃいました。最後までしつこく食事をしていたのは,ク〇ガキの小生のみということになります。

間食の時間→到着前の食事

大体4時間ほど寝たでしょうか。あんなに食べたのに,起床とともに小腹が空いてきて,自分でもビックリなのですが(驚),何かアラカルトメニューの中からいただくことにします。

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鯛茶漬け

こちら,出汁をかける前に半分いただき,残りをお茶漬けでいただきましたが,とても香が良くて美味しかったです。

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到着前には和食をチョイス。

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最後に羊羹と抹茶。ホントによく食う客です(呆)。

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米東海岸への最短経路はアンカレッジを通る大きな円弧を描く航路ですが,今回は結構下の方を飛んだようです。

レビューを書いていて,食事の写真ばかりになりましたが,機内の様子などについての情報は巷に溢れておりますので,むしろ便や季節によって違う食事メニューを中心にまとめました。

この後,ワシントンDCに2日滞在し,帰りのNH001便にて同じファーストクラスで東京に戻ります。帰りの便でも素敵な食事をいただきましたので,ご覧いただけると嬉しいです。

(以 上)

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