スイスとイタリアの国境に位置するアルプス山脈の中でも、マッターホルンはひと際美しいフォルムを擁する名峰だと思います。今回のレビューは、登山シーズンが終わりに差し掛かった2018年9月頃に行ってきた時のものですが、今でもその時の美しさが脳裏に焼き付いています。
今回は、マッターホルン観光の定番であるゴルナグラート展望台(標高3,100メートル地点)にある老舗ホテル 3100 Kulmhotel Gornergrat に宿泊します。マッターホルンをメインに雄大な景色を間近に望むことのできる特別なホテルとして有名です(公式サイトは独、英、仏、中、日本語←!)。
とりあえずレンタカーでテッシュまで
ゴルナグラート展望台に行くには、まずは玄関口となる麓の町、ツェルマットまで電車で向かい、そこから登山鉄道に乗り換える必要があります。ツェルマットは自動車の乗り入れが禁止されているため、車でいく場合、テッシュ(Täsch)という手前の町に車を停めてパーク・アンド・ライドを利用する必要があります(駅併設の立体駐車場を利用)。

ここでツェルマット行きの電車に乗ります。同時に、ゴルナグラート登山鉄道のチケットがセットになっているチケットがありますので、そちらを購入。ただし、往復チケット(Täsch⇔Zermatt⇔Gornergrat)のお値段が約1万円ほどします!
チケット情報の詳細はこちらのサイトをご覧ください(英語版)。日本語版のサイトもありますが、自分の見方が悪いのか、Täsch発着の情報が見つからず、網羅的なものではありませんでした(間違っていたらすみません・・・)。

物価が高いスイスですし、一大観光地ですから、それなりに値段が張ります。とはいえ、そのためにはるばる来たのですから、「高っけー!(←山ではなく)、やっぱやめよー」とはさすがにならず、邪念を捨て、黙って券売機にクレジットカードを差し込みます。
なお、自分はここまで車で来ましたので関係ないのですが、スイスパスやユーレイルパスを持っている人は若干割安価格で利用できるようです。
ツェルマット到着→ゴルナグラートへ

ツェルマットに到着し、空気がおいしいなーと叫ぼうかと思ったのですが、やはりそれなりの観光客の多さに息苦しさを感じた次第でした(誇張)。
早速、ゴルナグラート登山鉄道に乗り換え、最終駅ゴルナグラートを目指します。




やや雲が出てきていますが、日差しもしっかりとあり、天気は悪くないです。それでは、ホテルにチェックインしたいと思います。
標高3,100メートルのホテル!!

到着した夕方の時間になると、マッターホルンの方は西日で逆光になりますので、うまい具合に神秘的な感じに雲がかかってくれています。


当ホテル、各部屋にアルプスの4,000メートル級の山々の名前が付けられており、壁にはその山の石が取り付けられているという、凝ったデザインになっています。山に触れることをテーマにした、なんともスイスらしい素敵なホテルなんです。

夕食の時間♪♪

まだ時間的に早いですが、明朝はモルゲンロートを見るために早起きをしなければいけないため、夕食を早めに済ませます。

本宿泊プランは夕食・朝食付きで、夕食は、スープフォンデュをメインに、サラダや様々なおつまみがビュッフェ形式でいただけます。


フォンデュの具材は、エビ、肉、野菜など、バラエティーに富んでいます。



部屋から常にマッターホルンが見える贅沢♪♪

朝4時頃に起床します。ここから登山道を1時間ほど下ったところにある湖まで向かいます。

当然街灯もない登山道ですので、ライトを頼りに、足元に気を付けながら慎重に向かいます。

ホテルを出発します。マッターホルンのシルエットが美しいです。

朝日に燃える逆さマッターホルン♪♪
そうしているうちに目的地に着きました。この場所、上の地図にあるように、登山鉄道のRotenboden(終着駅の一つ手前)で降りればすぐなのですが、朝日が昇る時間に電車はないので、ゴルナグラートから歩いて下るか、周辺でテントを張って野宿するしかありません。

全ての準備が整いましたので、後は、朝日が山を照らすのを待つのみです。
寒いですが、必死にシャッターを切ります。


日が昇るとあっという間です。正に、瞬きも許さない非常に貴重な瞬間です。
朝日のショーはとりあえず終わりました。疲

それでは、ホテルに帰ろうと思います。行きの時と違い、登り坂なので一気に疲労感が増します。汗



ずんずん登山道を登っていき、ゴルナグラート手前の最後のアプローチのところで撮影スポットを発見。列車が来るのを待って写真を一枚。


部屋の窓枠がいい感じのフレームになってくれているので、お腹が減っていることを忘れて写真を爆撮。因みに、朝食はいたって普通のバイキング形式でした。
下山途中にもう一か所・・・
マッターホルンを独り占め(してるかのような気分になれる)素敵なホテルを後にし、下山します。その前に、もう一か所、絵葉書とかによく使われる(印象の)写真スポットに立ち寄ってから下山します。
なお、ホテル宿泊のため、キャリーケースを持っていましたが、こちらについてはゴルナグラート駅にあるポーターサービスを利用し、一個千円くらいの値段で麓ツェルマットの鉄道駅で引き取れるようにしてくれるそうです。これで、途中駅で気兼ねなく下車して写真を撮ることができます。実によくできたシステムです。

登山鉄道を途中駅で下車して、撮影スポットに向かいます。

少しだけ雲が被ってしまいましたが、順光時間ギリギリのタイミングで来ることができました(午前順光)。やはり、山の天気は朝に限るといったところでしょうか。ちょうど山肌が紅葉していて、二重においしい写真が撮れました。

その後、再度登山鉄道に乗り込み、角度的に雲が外れたタイミングで、車窓からラストショットを撮りました。実に天気に恵まれてよかったです。
因みに、マッターホルンは麓のツェルマットから見る景色が格別と主張する人もいるようで、様々な場所から多様な見え方があるようです。本レビューの旅行時から一年後の6月末にも、機会に恵まれ、再度ツェルマットを訪れましたので、その時の簡単なレビューも御覧いただけますと大変嬉しいです→→(現在編集中)←←。
(以上)







